時を超えて~真説・杉取物語・・・

時はいつの頃だろうか・・・季節は、乾いた晩春の頃が終わり、いよいよ入梅する頃だと思う・・・東国のある田舎に一人の男がいた・・・男は勤めの間に少しばかりの土地を耕し、食うに困らぬだけの野菜を育てていた・・・初夏を迎えるこの季節は、ひととおりの野菜の植え付けが終えひと息つくと同時に荒れた休耕地の手入れに移り変わる時期でもある・・・本格的な梅雨入りを前に、足場のいいうちに高低差の酷い土手の草刈りを済ませようと思った・・・...